わが子をAIの奴隷にしないために part 2|福岡県春日市の英語教室アップル

AIと人間

AI(人工知能)が人間の仕事を奪うなんて、50年前には、SFの話くらいにしか感じていませんでした。けれど、AIの技術は驚くべき早さで進歩して、今、AIは人間にとって脅威になり得るまでに進化しています。

AIの苦手な分野を知るべし

AIに職を奪われないで生き残るにはどうすればよいのでしょうか。
竹内薫さんが書かれた「わが子をAIの奴隷にしないために」に、AIができないことの一例が載っていました。

国立情報学研究所というところが、東大に合格できるAI「東ロボくん」を作り、その可能性と限界を探ったそうですが、東ロボくんがいくら機械学習をしても解けない種類の問題があったそうです。

問題

A 彼はまた資料を忘れた。
B おまけにプレゼンにも遅刻した。
という文章のあとに、続く自然な文章はどれか?

     (1)私は寝坊した。
     (2)プレゼンには資料が必要だ。
     (3)彼はもうすぐクビになるだろう。

みなさんは正解が(3)であることが、すぐにおわかりになるでしょう。
ところが、東ロボくんは、遅刻というワードに反応して(1)を選んだり、資料というワードに反応して(2)を選んだりしたそうです。なぜ、AIには、人間には簡単な問題が解けなかったのでしょうか?

「東ロボくんは、文の意味を理解する読解力に欠けており、いくら受験勉強をしても、生の体験が皆無の東ロボ君は人間社会の常識を身につけられず『『空気が読めない奴』だった。」と竹内さんは述べています。

この話を読んで、AIにも、穴があるんだと少しほっとしました(笑)
相手の心の内を推しはかったり、物事を多面的に見るということは、AIにはできないんですね。
(もし、そんなことができるようになったら、AIは人間にとって本当に脅威になるでしょう。。。)

創造と人間コミュニケーション力

竹内薫さんは、著書「わが子をAIの奴隷にしないために」の中で、次のように述べています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東ロボくんの事例は、将来、AIと人間の役割分担をどうすべきかの良いヒントとなります。機械学習で効率よく学べる、パターン化された仕事はAIにまかせ、人間は、AIが苦手な分野で頑張ればいい。その分野を特徴付けるキーワードが、「創造力」「人間コミュニケーション力」なのです。

心を持たないAIには、芸術や科学の創造に繋がるような、心の内から湧き上がる「動機」が欠けています。また、自分に心がないから、他の人間の心の中がどうなっているのか推測することが難しい。

東ロボくんは、会計作業やお役所の仕事をする、マニュアル人間にはなれるけれども、部下同士の人間関係をうまく取り持ったり、ぐれたティーンエージャーを更生させる裁判官のような人間コミュニケーション力は持ち合わせない。そういう能力を必要とする仕事はAIに奪われることはない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そう考えると、今の子ども達に必要なのは、心を豊かにし、自ら学ぶことを大切にする教育なのだと思えます。それには、親や家族の愛情会話、子どもが持って生まれた創造力や、好奇心が発揮できる環境が大切だということではないでしょうか。これは何も目新しいことではなく、教育の理想です。目新しくはないけれども、長年の課題でもあります。

AIの時代と英語

AIによる自動翻訳と自動通訳

英語 通訳
同時通訳をする通訳者
英語 翻訳
自動翻訳機

AIによって、自動翻訳の精度はどんどん上がってきています。20年前は、正直言って、自動翻訳は使い物にならないレベルでしたが、最近では、文レベルでは、かなり正確な翻訳をしてくれます。通訳についても、自動通訳をしてくれるアプリができているので、単純なことなら、アプリで事足りる場合もあります。

なら、「英語はAIにまかせればいい、勉強する必要ないよね。」という声が聞こえくるかもしれませんが、人間の生の声には、AIはかなわないとおもいます。それは、前述したように、AIには生身の経験がないので、今のところ、文脈を読んだり、人間の微妙な心の内を推測したり、表現したりすることができないからです。

英語を勉強する意味

ITの技術の進歩と共に、社会はグローバル化しています。国際ビジネスでは英語が主な共通語として使われています。英語ができないと海外の会社と交渉ができません。また、インターネットでも英語ができるとでいないとでは、手に入る情報量に大きな差が生まれます。ウィキペディアによると、インターネットで使われている言語の割合は英語が第1位で、61.7%を占めており、日本語8位で、わずか2.5%です。さらに、科学技術系の論文は英語で発表されます。これからの子ども達が英語を仕事のスキルとして身につけることは、ますます必要になります。

また、英語を学ぶことによって、海外の文化を学び、ひいては、自国の文化を見つめ直すきっかけになります。私も、大学時代に、初めてアメリカに滞在する経験を通して、自分の国について不勉強なことに気がついたし、日本の文化の良いところ、悪いところにも目が行くようになりました。なので、これからの子ども達にも、若いうちに、海外を訪れる経験をして欲しいなと思います。

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました<m(__)m>

Follow me!