新形式 英検1級 合格!
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Toggle英検1級 、23年ぶりに更新



私は2002年7月に長年の目標であった英検1級を取得しました。そして、その年の11月に当教室を開きました。
あれから、23年が経ち、英検の出題形式も変わり、難易度も上がってきました。講師として、新しい形式の英検にも対応できるように自分をアップデートする必要性は感じていたものの、なかなか腰が上がらなかったのですが、この6月に受験し、合格のご報告ができてほっとしています。
英検1級合格のために行ったこと
英検1級取得に向けて私が行ったことが、これから英検を受験される方にもお役に立つかもしれないので、簡単にまとめさせていただきます。
モチベーションを保つ



やはり、何事も「継続は力なり。」
モチベーションを保つことが大切です。
頭でわかっていても、それが難しいんですね。
モチベーションを保つために、私がしたことは3つです。
1つめは、まず、目標を宣言する。
2025年の新年の抱負で、【英検1級に合格!】を教室で生徒に宣言しました。これは結構、勇気がいることでした。先生が英検に不合格したら、やっぱり決まりが悪いですもんね(笑)
2つめは、同じ目標をもつ仲間づくり。
コロナ禍以来、オンラインで同じ趣味や関心を持つ人が集まれるようれるようになりました。友人のつてで、英検1級レベルの勉強会に参加させていただきました。そこで、月~金で毎朝、1時間程度、英検1級レベルの記事を読み合わせし、語彙を確認、深掘りしました。単語の語源や言い回しなど、一人では気づかないことをたくさん学ばせていただきました。この勉強会には本当に感謝しています。
3つめは、学習記録をつけることでした。
ノートに、受験日に向けての学習プランをたて、それが達成できているかどうか、記録していきました。もちろん、プラン通りにいかないこともよくありますが、記録をすることで、今、自分がどの位置にあるのかを把握できます。過去問を解いたときのスコアも記録しました。時間やスコアなど具体的に目に見えるようにしました。
英検の出題形式や傾向を知る



英検に合格するには、出題傾向を知ることが早道です。
そのための私のお勧めは、上の3冊です。
1.2025英検1級過去6回全問題集(旺文社)
2024年第1回から、英検1級には要約問題が追加されました。この本には新しい形式の過去問(2024年1回と2024年2回)が載っています。これから受験される方は、最新の過去問が載っている問題集をおすすめします。
2.英検1級文で覚える英単語(旺文社)
この本では、この本では、英検1級によく出題される分野の英文と単語が学べます。
分野は、【文化・歴史】【政治・経済】【医学・テクノロージー】など、5つの分野に分かれています。最近、発見された事実や理論についての話題が多いので興味深いです。例えば、タイタニック号の沈没はスーパームーンと関係していたという説があるそうです。単語帳で単語を覚えるよりも、文章の中で、単語を覚えていく方が記憶の定着率も高いし、何より、使える英語につながります。
3.英検1級ライティング大特訓(アスク)
最近の英検の傾向として、ライティングを制する者が英検を制すると言っても過言ではありません。単語や英文読解の点数は1題1点なのに対し、エッセイ・ライティングは1題32点となっています。英検の合否は英検独自のCSEスコアで判定されるので、単純計算はできませんが、ライティングはお題から外れた解答をすると0点になることもあるので、まずは、お題を正確に理解することが大切です。
私もはじめは正直、どこからエッセイに手を着けたら良いかわからないレベルでしたが、勉強仲間から、この本の書写がいいと教えてもらい、模範解答をノートに書き写しました。
英検1級以外の級でも、はじめは模範解答を書き写して型を学ぶことは役に立つでしょう。そして、型になれてきたら自分で書いて、それを先生やアプリに添削してもらうのがいいと思います。
試験の時間配分を決める
一次試験の1ヶ月前には、過去問を実際の試験時間でフルで解いてみました。英検1級の一次は、筆記が100分、リスニングが35分です。
その結果、分かったことは、筆記の時間が半端なく足りない!!ということでした。昔の英検の筆記では、時間は十分だったのですが、新形式になり要約問題が追加されライティングに費やす時間が倍増しました。読解問題をゆっくり読んでいる暇はないと言うことです。
問題を解く順番や、時間配分を工夫しないと、最後は解答用紙を色塗りすることになります。
人によって、得意、不得意はあるので、時間配分や問題を解く順番は自分で予め決めておいた方が良いと思います。私の場合、ライティングは最後にせず、中盤にすることにしました。
1次試験当日
試験に必要な物はリストにしておき、忘れ物がないようにバッグに入れました。
・受験票
・筆記用具
・めがね
・学習ノート
・薄手のカーディガン
試験会場は、体温調節ができるよう薄手のカーディガンをもっていくようにしています。参考書はかさばるので、ライティング用に作ったノートを持って行き、待ち時間に眺めましたが、これは、気休めですね。とにかく、気が散らないよう集中して試験を受けれるように気をつけました。
試験本番では、シミュレーション通りに、ライティングは中盤に書きましたが、それから、読解問題の3番の2に戻ったら途中で時間切れでした。
リスニングも私の気のせいかもしれませんが、音が曇って聞こえて、聞き取りにくかったです。
1次試験後記
英検は試験問題は持ち帰れるので、問題用紙に自分が選択した解答にはマークをつけておきました。翌日、解答速報をもとに正答率を計算してみたら、ライティング以外の筆記が25/35(71%)、リスニング22/27(81%)でした。あとは、ライティングの判定次第でしたが、結果が出るまでなんとも言えない状態でした。
オンラインで1次試験の合否が発表される6月23日の11時におそるおそる合否確認ページにログインしたところ、なんと1次試験合格でした!!
ライティングは要約問題が、17/32, エッセイが31/32だったので、全体で70%以上の正答率となりました。
ライティングは得意ではなかったので、自分でも信じられない結果でした。
仲間と学習を継続できたことに感謝でした。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。2次試験に向けての学習についてはまた、次の機会にしたいと思います。
Posted by akorin_kasuga